2019年10月19日(土)~2020年1月26日(日)まで国立西洋美術館で開催されている「ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史」に行ってきました!
前売り券を持ったまま、タイミングがなく閉幕1週間前にやっと行けました。
では、その感想です。
おススメ度
有名どころの肖像画が多く展示されています。マリア・テレジア、マリー・アントワネット、フランツ・ヨーゼフなど教科書、資料集で見たあの肖像画があります。世界史の勉強をしている人であれば興味津々なのではないでしょうか。
逆に言えば予備知識がないとなんのことやらわからない可能性があります。できれば事前に少しでもハプスブルク家について予習しておくと良いでしょう。
Youtubeで堅苦しくない感じの解説もたくさんありますのでそれでもいいと思います。その中の1つ動画を紹介しておきます(実際に「ハプスブルク展」を観覧しており、観覧後にちょっと関連のある六本木のカフェと、ゆかりの紅茶も紹介されています。)
そういえば、アンチンボルドの絵画はありませんでした。(帰宅してから気づきました。)
混雑具合
雨の日に行ったのですが、帰りの時間帯(お昼すぎ)にはロッカーは満杯でした。
会場内では、入口すぐのところ、階段上がってすぐの会場だけ異常に混雑していました。それ以外は落ち着いて観ることができました。
音声ガイド
展示内容
5章立て。
時代別。ただし描かれた時代ではなく、収集された時代別だと思われます。
第1章 ハプスブルク家のコレクションの始まり
マクシミリアン1世の肖像画と甲冑などがあります。「神聖ローマ皇帝」「なんとか王」との称号が出てきます。「おぉ」と思います。
が、今後あまりにもたくさん出てくるので、ありがたみが分からなくなってきます・・・
第2章 ルドルフ2世とプラハの宮廷
この章の前半は第1章と同じ会場(階段を上がる前)となっており、ココが最も混雑していました。どの展覧会でも最初の会場は混雑するものかもしれませんが、本展示会はそれが顕著です。あまりにも混んでいるなら、さくっと観た後さっさと進んで2周目に期待するのもありです。
ただしフォークとスプーンだけは見ておきましょう。ココは音声ガイドを聴きながらじっくり観賞しましょう。
絵画だけではなく、工芸品等々もあり見ごたえ十分です。
第3章 コレクションの黄金時代:17世紀における偉大な収集
オーストリアとスペインの2つに分かれた頃の取集品です。
展示も分けられていました。
スペイン・ハプスブルク家側の展示としては、「ベラスケス」の絵画がありました。
「ベラスケス」は2018年に同じ西洋美術館で開催された「プラド美術館展」で有名どころを見ることができました。今回と合わせて西洋美術館の特別展だけで10点くらいも「ベラスケス」絵画を見ることができたことになります。
にわかなのに、しかも日本にいながらにして、、ちょっと恵まれすぎなのでは。
チケットに描かれているマルガリータ・テレサもベラスケスの作品でココに展示されています。
オーストリア・ハプスブルク家側の展示としては、ヤン・フリューゲルやルーベンス工房の作品がありました。
第4章 18世紀におけるハプスブルク家と帝室ギャラリー
フランツ1世、マリア・テレジア 夫婦、その娘マリー・アントワネットの肖像画などがあります。これらの肖像画は、教科書等やテレビなどで見たことがあるのでは。展示会の顔としてポスター・チケットを飾ってもおかしくない知名度かと思います。
絵画だけではなく「シャーベット用」器などの工芸品もあります。
第5章 フランツ・ヨーゼフ1世の長き治世とオーストリア=ハンガリー二重帝国の終焉
伎章のタイトルになっているようにフランツ・ヨーゼフ1世とその妻エリザベトに関する展示です。当然のように、見たことのある肖像画がデデンと飾られています。音声ガイドでエリザベトのことを良く言いすぎかなとも思いましたが、オーストリア大使館が後援しているので、まぁ仕方なしでしょうかね。
ショップ
今回気づいたことは、もしかして西洋美術館のショップはチケットなしでも入れるのかもしれません。東京国立博物館みたくショップが別の建物だと明らかに入りやすいですが、西洋美術館のショップは知っていないと入りにくいかもしれません。(ちなみに、東京国立博物館のショップはチケットが必要な敷地内のショップのほうが大きいです)
そんなことより、ショップの目の前に常設展の入口があるのに誰も入らない。とてももったいない。。
モネの部屋とかあります。モノによっては写真も撮れます。
時間があれば、ぜひ行きましょう。
最後に
Youtube に InternetMuseum さんの取材動画が上がっていたので参考にリンクを貼っておきます。
国立西洋美術館「ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史」
ではでは。